『塩狩峠』[ 鏡 ]141 祖母は信夫の顔色をみ……

祖母は信夫の顔色をみて六さんに言った。あわてて六さんが信夫をおぶって近所の医者につれて行った。足首の捻挫だけで骨折はなかった。それでも医者から帰って、一応布団の上にねかされると、信夫は大分つかれていた。 〈作品本文の凡例 … 続きを読む 『塩狩峠』[ 鏡 ]141 祖母は信夫の顔色をみ……